「『気をつけようね』じゃ事故は防げないんです」 静岡県牧之原市の幼稚園で、通園バスの車内に取り残された3歳の女の子が熱中症で死亡した事件。 2021年夏にも同じような死亡事故が起きています。たった1年前の教訓が生かされなかったことに多くの人が衝撃を受けました。 なぜ、またこんなことが起きたのか。今度こそ防ぐことはできないのか。 認定NPO法人フローレンス会長の駒崎弘樹さんは、自身のnoteで「置き去り防止装置の設置を義務化するよう、政治家に声を届けよう」と呼びかけています。 2018年に同様の事故が起きた韓国では「政府の対応が全く違った」と、駒崎さんは以下のように書いています。 韓国だけでなく、欧米諸国でも導入されている、物理的にアラートが鳴る仕組み。 改正法では、保育所や幼稚園の運営者に、バス車内の園児置き去りを防ぐ装置の設置が義務付けられました。従わない場合は、罰金も課されます。 この装置を使った仕組みは、「Sleeping Child Check System(寝てる子チェックシステム)」と呼ばれるもの。アメリカやカナダのスクールバスでも既に導入されているようです。 運転手は、エンジンを切ったあと、3分以内に車内の後部に設置されたボタンを押しに行かなければいけません。もし運転手がそれを怠ったら、アラームがなる仕組みになっています。 運転手の注意力に頼るのは限界があるため、運転手が後部座席まで歩いて見に行くための仕組みを導入したわけです。 いや、これ、日本でもやろうよ!って言うことなんですよ。 これを日本でも義務化するよう「心ある政治家の方は、早いところ議論を始めてください」と呼びかけています。

 3                                        - 76 3                                        - 99 3                                        - 78 3                                        - 74 3                                        - 1 3                                        - 91 3                                        - 33 3                                        - 89