この話は、投稿者Aさんが1990年ごろに体験した話だという。 ある日、Aさんは下宿先の友人たちと「旧犬鳴トンネル」へ肝試しに行くことに。 Aさんのほかには、Bさん、Cさん、Dさんが参加し、Dさんが車を運転してトンネルへと向かった。 肝試しのルールは、まず、Dさんが車のライトでトンネル内を照らしながら進み、誰もいないことを確認してから出口で待機。 入り口に残った3人は、Dさんの車のテールランプをたよりに、トンネルの出口を目指すというものだった。 いざ、肝試しをスタートさせようとすると、Cさんが 「ちょっと見て」 「テールランプのところ見て。誰かいる?」 と言い出す。 どうやら、車のテールランプの前を誰かが行ったり来たりするように、たまにライトが消えるのだという。 しかし、先にDさんは車で出口に向かっているため、トンネル内に人影がないのはすでに確認済み。 3人は「怖いなあ、気持ち悪いなあ」と言いながらも、出口に向かって進むことになった。 まるで、蛍光灯をじっと見たあとの残像のような青白い光。 「なんだろう?」と思いながらも、壁についた「山」をじっと見ていると、棒のようなものがAさんに向かって伸びてきたという。 Aさんは、とっさにその棒をつかもうとすると、首根っこを誰かにひっぱられた。 「それにさわっちゃダメです」 声の主はBさんだ。Bさんには、霊を見る力があった。 Bさんいわく「山」のように見えていたものは、母親のような女性が両脇に赤ちゃんをかかえて立っている姿だったのだそう。 Aさんがつかもうとした「棒のようなもの」は、その赤ちゃんの手だったのだ。 動画では、4人の男性のさらなる恐怖体験を聴くことができる。マジでゾッとしたわ……。 福岡県宮若市と久山町をまたぐ「旧犬鳴トンネル」は、1975年に「新犬鳴トンネル」が開通したことにより封鎖。 現在は、トンネルに向かう旧道ふくめ、通行禁止となっている。 映画『犬鳴村』の公開にあわせ、宮若市は「旧犬鳴トンネル」に侵入しないよう、注意喚起した。 旧道(県道との隣接部分の柵)から中はすべて市有地となっているため、関係者以外の立ち入りは、不法侵入に該当する。 道路には陥没している場所や、落石の危険性もあり大変危険なので、絶対に近づかないようにしていただきたい。 サムネイル:イメージ写真 Paolo Carnassale / Getty Images

                  4                         - 18                  4                         - 50                  4                         - 3                  4                         - 92                  4                         - 51                  4                         - 36